ちょこっと休憩した
大阪はお隣国の観光客が多くみられ何故か写真を撮りまくっているが、奈良市は洗練された雰囲気の絵になりそうな欧米人観光客が多く目で見て静かに日本の旅を楽しんでいる。
今回は、江戸時代末から明治時代に残っていた町屋をモデルに建てられ無料公開されている”ならまち格子の家”に立ち寄ってみた。玄関前は大勢の観光客がいてすっごい人だかりだった。

玄関入ってすぐのお部屋↑。一眼レフカメラで様々な角度から連写している日本人も数人来てましたね~。

2階に続く階段なんだけど階段下を有効活用した使い勝手の良さそうなも引き出し付きの物入れいいなぁ。ただ手すりも柵もないから階段で行き来している時バランス崩したら危険だな。

これが2階でここ1部屋。


さて1階に降りて。。。ここは中庭。こういうお庭良いですね~。間口サイズだけで税徴収額が決まった時代の昔の家だから奥行で勝負しているし採光を取り入れるこういった仕掛けもお利口。

井戸もあったし、昔のお手洗いもありましたね~。

随分高い所にある窓を開けるための紐がある。今はロープで再現しているけれども当時は麻紐を使っていたらしい。この窓の作りが凄くて光を入れる為に障子だけにする、雨戸をしめる、障子も雨戸もしめる、の3種類の開閉仕方ができるんですよ!ただ残念な事に網戸はないが、当時は眠る時に蚊帳を使っていたらしい。子ども用の小さい蚊帳とかもあったらしく、当時はこの辺りは蚊帳の御店が沢山あったそうだ。今では2軒ほど蚊帳店が残っている。
すっごい重厚で分厚い戸がこの家の玄関扉なんだけども、スタッフの方が戸の開け方実演を披露してくれた。これは動画でとってよいレベルの感動もんだった。お金取っていいくらいですよ~!! 御店を開ける時は重い木戸を天井にあげ間口を開放する仕組み。次にお店を閉める時は重い木戸扉を天井からおろして遮断する、でその鍵が複雑で複数の留め木棒がついていてそれをサッサっと差しこんでいく、その様はまるで忍者のようだった。またまたここからが感動なんだけども閉店時の小さい家人用出入り口モードに鍵の差し込み具合で変更できるーそうまるで今でいう猫の通り戸ーそこから出入りしていたらしい。鍵の閉め方でこの家人用の戸も開閉できないようにしたり魔法みたいだった。ぐちゃぐちゃ語られても分からんよね~(´○`;

安全性に配慮し無駄な物を一切加えていない手作りおかき。”チーズ昆布おかき”はほんわかした味で美味しかった。安心して食べられるのも良いですね~。”素焼き彩りおかき”は優しい味過ぎて私には味が無い、薄すぎだった、お塩をかけて食べるとか御醤油をつけて焼き直すといいかなって感じだった。
この”ならまち格子の家”は無料。休憩所として使ってもいいらしい。年配のスタッフ女性が博識だしとても親切で賢い人で楽しかった。それなのに無料ってところが太っ腹だ。


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