更なる幻想の崩壊


江戸時代は有能な子孫がいなければ、有能な養子や婿を外からとり商売や家を存続させてきた。現代よりも当時の方が流動的で階層による固定化がなかったと【世襲議員という巨大な差別】には書かれている。


確かに今は、親ガチャなどと言う言葉があるように、どの家に、どの親の元に、生まれてくるかで、その後の人生に雲泥の差が出るのは否定したくともなかなか出来ない動かしたがい事実だ。人生イージーモードの優遇された有利な環境の下でヌクヌクと守られて育つのか、虐待などで生存の危機にさらされながら殺されないようなんとか生き延びていけるか等まで。


そんな中、己の努力を放棄し、親ガチャなどという言葉で周囲のせいにし自己正当化をはかる輩も存在する。気持ちは分からなくもないが、実は親の方も子ガチャだという事を、文句垂れている輩たちは知るべきだろう。逆境にも負けずどんな逆風にも立ち向かう根性と優れた人格特性と並外れた頭脳と強運をもつ子どもであったなら、親がヘデクレでも子どもは立派に育つ可能性が高い。


そしてタブーとして言ってはいけないことなのでしょうが、生まれてきて初めて障害や病気だと知ったり、育つ過程で治る見込みのない精神疾患にかかり暴れまくる子になったりとか、そんな子どもに子ガチャであたったら・・・親も子ガチャなんっすよ。それを親は言えないだけ。最終的に受容するしかないから。。。校門などで意味不明の奇声を発し大暴れしている子どもとか見ていると親御さんが気の毒でまさに子ガチャだなぁと、運良かったな自分とか思ってしまうのが本音だ。




話を戻すと、【世襲議員という巨大な差別】 によると、親族が国会議員だとそうでない人の2300倍も国会議員になりやすく、大臣にもなりやすいという事が調査の結果わかったそう。確かに見渡してもどうみてもその辺にいる普通の一般国民の方が断然に頭良くね???? っとしか思えない人が世襲議員として活躍したりしていますし。よって、日本は民主主義の国ではない、差別の国ではない、とは言えないと著者は仰せ。

本


確かに、出身や血筋によって人生が決まってしまう面が大きく、施政者は己の家系を子孫を有利にしたいから絶対的に金持ちが有利になるような制度になっているのは事実ですよねぇ。国の繁栄発展を考えているのではなく、己の私的利益を追求し優遇する制度になっているのが、ぱっと見でもわかりますが、それを我々庶民は、どうしようもできない事、しゃーないよねーと思い嘆いて受け入れているのが現状だ。世襲じゃないと政治家として上にのぼれないからと政治家への道を諦め、評論家や学者の道を選択する人もいる国なのですから。そういった世襲制の世の中にノーを突きつけようと言っている本なのですが、現実はなかなか難しい。



この本の著者である苫米地英人氏って、日本一賢い人物と、賢過ぎて知能指数測定不可能とか聞いたことがあるのですが、このような本を世に出し庶民を啓蒙しようとせんとする彼のような人が、国の事を本当に考えている人なのだろうなぁ。騙されて諦め絶望しながら受け入れている庶民に差別の真実、歴史、システム、手口をバカでもわかるような非常に優しい言葉で説いている。また彼は、身分制度がいけないのではなく、身分制度の固定化が問題と仰せ。



日本は縄文時代には差別などなかったんですねぇ。世界では、アーリア人が己たちが有利になるように身分制度を作り階層を固定化。お釈迦様が作った仏教ではなく、渡来人が持ち込んだ道教の教えアーリア人思想により毒された中国仏教が日本に入ってきたことからその概念が広まり、日本で差別が浸透していく歴史的背景が描かれている。古代書から読み解くに日本では平安時代に差別の源流が認められると、壮大な歴史が綴られている。



鎌倉時代には既にどうしようもできないほどの差別が形成されていたんですねぇ。雑職、技能職、農民とかもうほとんどの職業が賤民として蔑まれ、極ごく一部の貴族が良い思いをするために社会全体がうまく洗脳された状態。自分たちが未来永劫圧倒的優位な地位でいたいですもんね。



江戸時代末期には、3~4%の世襲武士がその他の人たちを支配してきた。1代限りの士分しか持つことができない下級武士は、どれほど才能が有ろうが上級武士にはなれない。


==引用開始
雨の中であっても裸足になって上級武士に土下座をしなければならなかったという下級武士。
==引用終了


面白いですねぇ。関ケ原合戦で東軍が勝利しましたが、明治維新以降は、関ケ原合戦で敗れ駆逐された側の勢力に我々は支配されているような。





江戸時代の税金(=年貢)は、今現在我々が課されている税金よりも全然少なかったというのも興味深い。

また、穢多非人は、寺社や市中の掃除や警備、牢の番人などの公的な仕事を受け持ったり、特殊技能所持者、職人、芸能、漁師や猟師などでなんと無税だったと。であるからこそ、納税者である農業従事者が一段高く扱われていたとの事に妙に納得した。

また、百姓だろうが町人だろうが裕福になれば苗字帯刀も許されるし、武士の株を購入すれば武士の身分になることもできたというのも面白いですねぇ。



嘗て、幻想がぶち壊される前は、明治維新と言えば、国益を追求した革命の志士たちが奮闘したと無邪気に信じていた。それがいつしか外国からの指示命令援助で動いていた工作員だったとか、クーデターだったとかでイメージ崩壊し、そして更に、この本によってますます絶望的にまでイメージダウンしてしまった。


明治維新を起こした志士たちは、郷士や下級武士たちで、武士階級の人たちから見ると士にも入らない低階層の者たち。己が絶対的に不利な状況である階級崩壊をしたかったんですねぇ・・・。

そして、己の身分より10階級以上上の最上位である華族(元公家・元大名たちの階級)に自分たちをおき、上級武士たちを平民におとしたんですねぇ。徳川家のその後は、当時の様子がよくわかる【歴史逍遥『しばやんの日々』】ブログの
家禄が大幅に削減された士族のなかでも特に悲惨な目にあった徳川の旧幕臣たち
徳川家臣団による「士族の商法」
徳川家旧幕臣らが茶畑の開墾を始めた牧之原台地
を非常に興味深く以前読みました。


意外と優遇されていた穢多非人達だったが、明治新政府が穢多非人解放令を出し、数千人から6万人超えの大一揆が、6年間で21も起こり、その解放令反対一揆により多くの人命が失われたなどは初めて知った気がする。



どこか英雄視されることの多い高杉晋作の奇兵隊もその真実の姿を知ると・・やっぱ所詮人間ってこんなもの、こういうクレージーな人でないと人の上には立てないよなぁって思ってしまった。徳川四天王を破ったのも被差別民部隊なんですねぇ。根っからの差別主義者だった高杉晋作は、まぁ自分たちが嘗て苦渋を味わいどうしようもできない悔しい思いを味わったからこそ歪んでしまったのだとも思いますが、被差別民だというだけで殺害したり、仲間に加えず使い捨ての駒として危ない仕事をやらせてその後捨てたり好き放題。

維新中は最も命懸けで働いたが、維新後には邪魔者でしかなくなった下っ端の多くの志士たちを沢山処刑したのには、よくそんな裏切り者みたいな事できるよなぁと人間としての深さも篤さの欠片さえ見つけられず、まぁ自己中で最も人間らしいともいえるのかもしれませんが・・・・。


バカみたいに素直に信じていたものが違かったと知った時の、全てがガラガラ崩壊していきその衝撃が強すぎてしばし呆然と喪失感に浸るこの感覚、意外と好きかもしれない。




届いたとき、あまりにも薄い本だったので、詐欺られた気分だったが、まぁ値段が値段だったので納得したのですが、実際読んでみたら、値段以上の価値があった。明治維新の価値観まで崩壊させられてしまい、世の中の見方が変ってしまったほど。



明治維新で活躍したその長州閥が貴族院を牛耳り、大東亜戦争でも多くの下っ端である我々国民である兵士たちが犠牲になった。この本に記載されている ”明治から現在まで続く世襲家系図” は、いかに日本が世襲制国家で、我々庶民は彼彼女らを利する為に、都合の良い家畜として飼いならされているのかがよ~くわかる図だ。新コロたんとか新コロワクチンとかもど~考えても明らかに変だしなぁ・・・って私は思うんですよねぇ。。素直に従う我々の事を、世襲議員の重鎮が ”日本人は民度が違う♪” 等と喝破したのもどんだけバカにされているんだよって、思い出すと失笑してしまう。素直で従順な民族だからこそ日本は世襲議員率が高いんですねぇ。



代々体得してきた知恵や志や人脈や、己を滅して国の行く末・民衆の幸せ発展を願う崇高な精神などではなく、世襲で伝えられるのは、選挙対策の話に過ぎないんですね。


==引用開始
本当にそんなものがあり、代々伝わっていたのであれば、日本はもっと良い国になっているでしょう。現実は失われた20年と言われるほどのマイナス成長の経済であり、増税の連続であり、広がる所得格差です。
==引用終了



この言葉には、妙に納得させられました。

特権階級の人たちだけが良い思いをするのはまぁいいとしても、国が衰退していくのはいただけないなぁ。まぁもっとも、国という概念すら、実際に世界を支配している側からすると、クラスの班分け程度のものでありそんなのど~でもいいものなんですけどねぇ。

まぁ大久保利通の子孫である麻生太郎氏の親族などは、

==引用開始
宮家や官僚、財界につながり、さらにロスチャイルド家にまでつながっているという噂まであります。すでに長州閥というレベルを超えています。
 政治家一族と財閥家、宮家のほとんどが幾層もの絡み合いでひとつの支配層を作り上げているのです。しかもそれが明治維新以後150年間も続いている、とういうことを私たちはそろそろ気づかないといけないのです。
==引用終了


だそう。国民なんてどーでもいいですわな~。日本人は民度が違いますから、世界中で多く副反応重篤者や死亡者が出ているワクを、80%に迫る勢いの国民が政府を信じて自ら接種しに行きました。まっ、これから世の中がどー変わっていくか、世界の支配者が望んでいるといわれている人口削減がうまくいくのかどうか命ある限りとくと見届けてやりましょうっと。

↓もしよろしかったらクリック宜しくお願い致します。↓
  ブログランキング・にほんブログ村へ

関連記事

テーマ : 主婦の日常日記
ジャンル : 日記

コメントの投稿

非公開コメント

おはようございます

拙ブログ記事を紹介いただきありがとうございます。
徳川家臣の中には勝海舟や渋沢栄一のような活躍した者もいましたが、大多数は苦労して飢え死にした者もいました。そういう苦労話が書きたくて、記事にしてみました。

苫米地英人の本、何冊か読みましたが、この本も面白そうですね。穢多非人の解放令が出て大一揆が起きたことは初めて知りましたが、Wikipediaによると一揆を起こしたのは解放令に反対する一般民衆で、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%A3%E6%94%BE%E4%BB%A4%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E4%B8%80%E6%8F%86
「1871年(明治4年)に広島県で2名死亡、高知県で部落70戸中67戸破壊、1872年(明治5年)に岡山県で4名死亡、1873年(明治6年)に岡山県で18名死亡、福岡県で大量放火により64000人処罰、香川県で部落へ通じる橋3つの破壊、などの記録が残されている。」とあり、随分大規模なものですが、通史などで書かれているのを見たことがありません。



Re: おはようございます

しばやんさん、どうもありがとうございます。恐縮です。

そうかぁ。。。。通史にないとなると。。。穢多非人が起こしたのではなく、
一般民衆が、穢多非人解放令に不満を持ち大一揆をおこしたとなると、
ますます酷い国民だなぁってしょんぼりする(ーー;

まぁ人間なんて所詮そんなもんですよね。
カレンダー
01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -
Profile

はーとまいんど

Author:はーとまいんど
いつも仕事を頑張っています。筋トレや楽器をひいたり、自然や史跡巡りを楽しんでいます。あと、読書も好きです。仲良くしてください。よろしく!

SponsorLink
Latest comments
最新記事
Category
Search form
SponsorLink
Monthly archive