生誕地


奈良県御所市茅原にありますこちらは、以前からずっ~と行ってみたくてたまらなかった吉祥草寺。役小角の生誕地にようやっと来れて感激感動ひとしお。山々に囲まれた地で、この角度に立ち周囲を見ると、前にも後ろにも山々が見えるシチュエーション。前方には、役小角が修業を積み重ね籠った金剛山と葛城山が見える。

しかし、山に籠るって・・・今以上にいろいろな動物さんも沢山いたでしょうし、しかも夜中に一人で登って籠ったり、どんだけ強壮な肉体と強靭な精神力を持っていたのか・・・会ってみたかったな~ℓσνє♡”(*˘︶˘pH❤q)✽*。✽

吉祥草寺

門の両脇の格子戸の中には一体ずつ像が安置してあるのだけれども、首が転げ落ちていたりボロボロで劣化度合いは相当だ。修繕費もないくらい逼迫しているのだろうか・・・・。境内にある説明看板も自然劣化したようで文字がすごく薄くなってしまっていたり、文字が全く消えてしまっている箇所もある状態だった。修験道の開祖として崇め奉られているその役行者の生誕地だから、修験道の方々のお金で結構潤っているのかなぁ♪ とか甘く考えていたが。



百度石なんてのがあった。願掛けとかする女性が白い着物に素足で何度も行き来するそんな映像みたことありますね。こんな風にご親切に石が用意されている場合はあの石の間を100回行き来すればよいのかな。だとしたら100回ダッシュすれば済むのなら余裕だな~余裕余裕(笑) 

吉祥草寺

実話なのか権威付けの為の創作話なのかは謎だけれど、雲に乗った金色独鈷所(とっこしょ)が口の中に入る夢を見て母親が妊娠しただとか、一枝の花を握り生まれてき、生誕時には既に話すことも出来 「私は一切のみんなを化度し、皆を仏道に導きたい」 と語ったとか。というより、生誕時の泣き声が、そのように言っているように聞こえたとか花を握っているように見えたとか伝承されているみたい。

そしてさらに、神龍が天から降りてきて水をそそぎかけただとか、イエス・キリストやゴータマ・シッダールタ誕生の時を彷彿とさせるかのようなマジかよっ!!って叫びたくなってしまうような摩訶不思議な事が語り伝えられている。



役君微業録によると、役行者の処刑がどうしてもうまくいかず天皇が役小角の母親を呼び訪ねたところ、舒明天皇が茅原の里にこられた時に雨宿りに来られ、その時に舒明天皇と一度だけ関係を持ち出来た子が役小角なのだが、天皇の御胤とは言えず、金色独鈷所が天からきたと語っていたとの事。

なるほどこれなら納得できますねぇ。役行者本記では、役小角は平群真鳥の子孫だと言われていたり、他にも、謀反人の子どもだとか、出雲の国の加茂氏の出身の大角が父親だとかいろいろな説があり、よ~わからん。




こちら↓が吉祥草寺本堂。第34代舒明天皇の創建で役小角開基と説明されている。東西4Km,南北5Kmの広い境内に49の寺院があり歴代天皇の祈願所として隆盛を極めていたんですね~。が、670年と1349年の2回火事にあっている。670年と言えば法隆寺も燃焼していますし、近江宮内の大蔵でも火災発生していて、な~んかやけに火事が多いですねぇ。1349年は南北朝時代ですからもう世は荒れ荒れですね、兵火でことごとく伽藍を焼失してしまい衰退していくことになる。今現在は吉祥草寺の周りは民家が建ち並んでいる。


この本堂↓は室町時代前半1396年に再建されたもので、火事から免れた本尊五大明王などが安置されている。ここも無料で入っていいんですよぉ~、お金とっても全然いいと思うのですが、吉祥草寺境内全部無料。

吉祥草寺

役小角は、7歳の時に梵字を書き、一日に慈救の呪を十万編誦。11歳の時には、吉祥草という草をつかい庵を結び吉祥草寺と名付けたそうで、この茅原寺(吉祥草寺)の名称のもとになっている。13歳になると毎晩、葛城山に登り夜明けに帰宅するようになり、14歳で、自然と諸法がすべて空であることを悟ったという。17歳で出家して、藤の皮で衣を作り身にまとい、松葉を食べ暮らし、19歳で金峯山で修行をし、30歳で孔雀の呪法を修め非凡な験術を得る。

32歳の時に、「末世の衆生を化度するために葛城山に入る」 と母親に言い、嘆く母親に自分の姿を木像にして作った自作の遺像を残し葛城山に入った。それを聞いた天智天皇が、行者の敷地に一宇の堂を建立するよう命じ、茅原山金剛寿院吉祥草寺という号をあたえ、本堂に五大明王を安置したとも以前何かの本で読んだことがある。



本堂内は写真など撮影禁止。安心して落ち着く場所で時間を忘れて五大尊などに見入ってしまった。


面白いなぁと思ったのが、額を石につけて祈ると古来より多くの願いを叶えたと伝えられる成就石が置いてあった。

役行者は、紀淡海峡の友ヶ島を起点とし、和泉・金剛山・葛城山・二上山・逢坂・明神山山麓の亀の瀬まで、法華経8巻28品をそれぞれ経筒に入れ埋納した28宿の経塚を構えたと伝承されている。鎌倉時代前後頃には、役行者の28宿経塚の伝承を元に、行場として、神霊が籠る28の地に法華経28品を1巻ずつ埋納する経塚を作り、葛城修験が最盛期を迎える。


額をつけて願ってね♪ 的な説明が書かれたその成就石は、役行者が法華経序品第一経塚を建立された友ヶ島(地ノ島、虎島、神島、沖ノ島) の霊石との事で、これまたこんな間近でみれて感動の渦。友ヶ島は今現在でも和歌山市の加太港から船で20分かかる4つの小島群なのですが、第一番経塚である友ヶ島の虎島へは沖ノ島の東端から干潮時に歩いて渡ることができる。

妙法蓮華経序品第一の経塚が祀られている序品窟は、奥行10センチ、幅約50センチの岩盤の割れ目であり胎内潜とも称されていた。今でも修験者が訪れる行場である。

吉祥草寺



役行者の産湯の井戸が保存されている。634年、役小角が生まれた時、ここの井戸から水を汲み、それをあたためて産湯として使ったんですね、感動するぅ~。

吉祥草寺



そしてすぐそばには、役行者腰掛けの石が! いやぁもう感動ですわ~☆彡 金剛、葛城の峯々や大峯山で捨身修行に励み、ここ生地茅原の里に戻ってくると、この石に腰掛けて精神修行されたとの事。座っていいよ♪ 的な事が書かれていたので、

恐れながら私も座らせてもらったのですが、本当か嘘かしらないけれども役行者がここに座っておられたのかぁって思うともうなんて表現したらいいのかわからん、悠久の時を飛び越え一緒に座っているような~。アハッ!アハッ!  実に座り心地の良い石でずっとここにいたいかも~♪ とか思ったのですが、ダンゴムシさんが石の端から歩いてきたので逃げました(^^;

吉祥草寺



さて、役行者が32歳の時に葛城山に入ると告げると、母親は頑として許してくれなかったという。そんな嘆き悲しむ母の慰めになるようにと、自分の姿を木像にして作りそれを置いて人知れず家を出たという。その自作の木像がどうしても見たかったんですわ~。



吉祥草寺入口のところにある看板には、”祖師堂には、役行者自作の32歳像と行者の母君(白尊女)像が安置してある” 旨が書かれている。が、お寺の方に聞いたところ、祖師堂はあまりの老朽化が酷く取り壊してしまったとの事。なので今は、祖師堂解体後に新たに建てられたこの建物↓に 役行者自作像が安置されている、とお教えいただいた。そして、ここも無料。真ん中に安置されているのが役行者がご自身でお作りになられた自作像。

吉祥草寺


いや、もうめちゃ上手くね! ってひたすら感心した。プロもビックリ、これで余裕で食べていけんじゃん! 仕事に出来んじゃん! ってプロ顔負けの仕上がりだった。この像を役行者が自身の手で木を掘り込み削り取り自己像を作ったというのがなんとも。それを目の前でみれるというのも何とも感動的。しかも無料で! 拝観料とっても全然いいと思いますけれどね!




吉祥草寺も頑張ったんですね~。この部分だけ写真撮影可だったのですが、2017年に役小角の子孫として作った2人の萌えキャラの役小角奈と役追儺で、世界初の公式の信仰対象の萌えキャラ。イメージの違う二人の女の子にしたことで幅広くファンを取り込めるような気がしますね~。

特大アクリルフィギュアを仏像としたお二人の萌えキャラさんは、本山修験宗総本山の聖護院門跡から来られた山伏により入魂の儀が行われ、不動明王のもとで修行までしてます。そして、ついに菩薩となったのでした。

吉祥草寺

仏の種類もどんだけだよっ! っとツッコミを入れたくなるくらい沢山ありますよねぇ。Wikipediaで 仏の一覧 というページをチラッと見ても、もうやめてくれーーーーー! どんだけ作ったんだよーーー! っというほどの仏さまがずらーっと列記されています。


昔はそうすると、新しい仏像を一目見ようと人だかりができたり、キャーキャー御利益を求めて人が殺到したのかもしれませんね。知らんけど。

だから、こうして萌えキャラを神として認定しても全然OKなわけですよね~。吉祥草寺の新しいところは、昔と同じ手法を用いながらも、現代人ウケするだろう萌えキャラを神として採用したところですね~。全く斬新な感じと一生懸命さが感じられ好感が持てます。

Twitterを検索してみると、役小角奈ちゃんのアカウントが存在し、なかなか精力的にご活動されておられるご様子。いいですね~。

役小角奈



無料で停められる広い駐車場もありますし、御寺境内には見どころ沢山あるのに全部無料ってのも気前良すぎだわ~。拝観料くらいはとっても全然良いと思いますし、払いますけれどね~。大切な昔からの歴史ある日本の寺院は史跡としても大切に守っていきたいものだと思います。



萌えキャラ神の前に置かれているのは、大法螺。法螺貝は修験者(山伏)の必須アイテムとも言える法具の一つ。山の修行・里の修行で吹き鳴らすことで、邪気を払い吉祥を呼び寄せるとされていますと説明されています。で、法螺を撫でる事でも同様の効果が得られ身体健康に導いてくれるんだそうです。撫でる部位によって効く箇所が違うみたい。ムフフ  しかいこんな大きい法螺をかつぎあげて吹いて音を出すって大変だろうなぁ。



吉祥草寺

写真中央の大木は上方部分がボロボロになって朽ちてきているようにみえるのだが写真だとよ~わからんかなぁ。白龍大神の御神木。約650年前に三輪山の神が飛来しこの木に宿ったとされ家内和合と金運の守護神。困った時の神頼みを聞き入れてくださる寛容な神様です、と木札に書かれ紹介されている。

神様に泣きついて神を使役するのは、私個人的には好みではない。神様だって大変っしょ。やっぱこれっすよ↓



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