これぞ必読書☆彡
作者名がハンドルネームなので、どこかふざけた感じがしてしまうのだが、この本≪大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか≫をなめてはいけない。キリスト教が日本人を奴隷として売ったからキリスト教禁教にしたんだよね~、知ってるぅ~、その本だよね~と軽く思いなめ過ぎていたことを頁をめくったら即悟り、楽天カートにいれたままにしていた過去の自分をぶん殴ってやりたいと心の底から激しく過去の己に憤ったほど。マジで日本人は全員この本を読むべきだと強く思う。ちなみにAmazonプライム会員は無料でこの本を読めるので超おススメ。
賢弟が亡くなってからの秀吉は抑えが効かなくなり暴君になったとか、ボケちゃったんかいな~? 独裁君主が認知症になっちゃうととんでもねぇな~、とかずっ~と思っていた。
また、秀吉の朝鮮出兵も、トチ狂った秀吉が野心に駆られて出兵したとか言われていたが、それでも昨今は、日本軍は相当強く秀吉が死んだから助かったもののあのまま攻め込まれていては朝鮮中国は占領されていた等の中国の古い文献等の話しも見聞きしていたが、この本はそんなあまっちょろいものではない。
昔の国内外の史料を丹念に突き合わせて導き出された知れらざる背景や国内外情勢、日本を取り巻く渦巻く怒涛のような陰謀策略の数々を丁寧に説明しているし、下手なドラマを見ているよりも断然面白い。

信長の御寺焼き討ちなども、上念司氏の”経済で読み解く日本史”なんかも経済的な観点から見た歴史本って事で読んだ時はぁと新たな発見があったが、いやいやそういうのとはまるで違う。総合的に様々な歴史資料を突き合わせて導き出された説が非常に興味深く正に目から鱗って感じで、自分は歴史を知らなかったんだなぁ、洗脳されていたのだなぁと思った次第だ。
また、日本人を奴隷として売っていたとは見聞きしていたが、日本の歴史を美しく湾曲して綺麗事しか言わない方々は、日本は武士と庶民がわかれていて戦いは武士のみで、庶民には手を出さず庶民は高みの見物で戦いを眺めていた等と言っているが、んな事ないですよねぇ、って思っていたのだが、やっぱ嘘だったやんけ。資料に残っとるん。
日本でも戦闘の度に庶民が奴隷として刈り取られ親族に売れる者は身代金要求して高値で買い取らせ、他は奴隷として売っぱらって儲け、戦利品だったんやねぇ。っとなると、自分が襲われる側の人間と思われたくなければー雑兵の服装なんてその辺の人と変わらないと思うと、一緒になって自分の隣近所とかを荒らしたり襲ったりして勝馬に乗った襲う側を演じて難を逃れた人も当然ながらいたんじゃないんかな~? やっぱ女と子どもは不利だなぁ、変装せんとな。まぁ、とにかく、
それを思うと、日本国内での日本人同士の奴隷売買はよくて、外国に日本人を売買したのが悪いと言われてもピンとこない。なのでそれだけでキリスト教を禁教にする必要は無いと思いますねぇ。日本人を奴隷として外国人に売り飛ばしていたのは同じ日本人で、また戦利品として買ってくれる人に売り飛ばすのはもはや常識だったのですしねぇ。
むしろ自分が奴隷として売られるとしたら外国に売り飛ばされた方が諦めもつくし未だマシな気がする。国を侵略されたくないとは、単純に為政者側の問題であり、己が君臨しウハウハしているその権利を奪われたくない、という事のみだろ。最低限今まで同じ暮らしができる、もしくは今より良い暮らしと安全が手に入るなら国が外国人にのっとられようと誰が国を支配しようと私は一向に構わない。こういう奴なんっすよぉ~私ぃ。クックックックッ
そういう意味では中国が日本を占領して支配しようが、自治区として支配下に入ろうが今と同じ暮らしが継続可能なら私は正直どーでもいい。が、ウイグルやチベットや南モンゴルなどで中国がしていると言われているのをー映像や書面でしか知らず実見していないので実際は知らんがー見聞きする分には、あれにのっとられたらマジ嫌だわ~と思うので日本防衛を考えているに過ぎない。チンギスハン像をぶち壊すとかあーゆーのはどーかと思うし、尖閣周辺の異様な言動を見ても占領されたら日本終わるなって思うから日本独立・防衛を考えているだけだ。他の国も然りで皆自国が大切ですからねぇ、のっとられたら豹変して虐待虐殺使役されるんかいなぁと思うし。
しかしそれにしても、宗教・信仰の力って凄いですねぇ。かつて5世紀とか6世紀の頃、キリスト教徒が古代ローマ遺跡などをことごとくぶち壊していきましたよねぇ。生き残り?建て残り???はキリスト教徒が自分らで使おうぜっ♪と残していたパルテノン神殿くらいでしたかねぇ。イスラム教もペルシャ文化を破壊しつくしゾロアスター教をぶち壊したりしてましたねぇ。道教も仏教寺院をことごとく破壊しつくしたんですよねぇ。
そんな感じで日本でキリスト教徒になった方々も神社仏閣や仏具仏像などを破壊しまくり焼却しまくり、邪魔な僧侶もぶち殺し、一神教が過ぎて己の思い込みで他を攻撃し凶暴化するところが非常に恐ろしい。己を律する静かで平和的な宗教だったならば当時生きていたとしても私はキリスト教の味方をしていたことだろう。だがキリスト教徒の妄信的でトチ狂った破壊活動や暴力行為を見ると、こりゃぁ野放しにしといてはいかんなぁ、と締め付け徹底的に弾圧しようと思ってしまうだろう。
洗脳の不思議、宗教の不思議に思いを巡らさざるを得ない。人に何かを信じさせることでいとも簡単にまるでスイッチを押されたロボットのように支配者の意のままに都合よく面白いまでに動く。疑問すらもたないのかもしれないし、打ち消しているのかもしれないが、己の頭で己の心で感じ考える事を放棄してしまったかのようだ。
当時の日本の外交、軍事、国(己の権益)を守る又は支配地域覇権を握るための国や組織を挙げての総力戦、当時の人々の行動、信仰で人はどう変わるか、等々が歴史資料を基に面白く語られている他、特に秀吉に対する評価がこの本≪大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか≫で、ガラッと変わってしまった。
昨今、世界ではBLACK LIVES MATTER(黒人の命は大事)などと叫びながら奴隷商人の銅像をぶち壊したりしていて嘗ての奴隷の歴史に対していろいろと遺恨をお持ちなんだなぁと感じることがあったが、そのBLACK LIVES MATTER運動の人達に向かってこの本には文献名も載っているのでそれらを片手に、運動を起こしてみるのも面白いかもしれない。ハハハハ 売られた日本人少女が、ポルトガル人に雇われていた黒人奴隷に買われていたのですから。奴隷として売られた日本人少女がその黒人奴隷にどのような扱いを受けたのかは容易に想像がつきますねぇ。しかしまぁこういった事って、昔にどんどん遡って行けば、結局は天地創造をした神様が一番悪いって事になるんですけどねぇ。。。。w
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