賃貸問題に見る老後のリスク
定期的にどこからともなく流れてきて見聞きしてしまうのが、持ち家と賃貸どっちが得? という話。また偶然目にして、ちょっとイラっとしたのでブログに書くことにした(笑)
さて、それぞれのメリット、デメリットの主張はいつも大体同じである。なのになぜ、毎回毎回同じことを定期的に繰り返しアナウンスする必要があるのだろう。私の見解では、賃貸を提供する大家側の人々が、入居者不足による困難を回避するため、繰り返し必死になってアナウンスしているんだろうなぁと眺めている。
1)若者の家賃問題と老後の困難
若い時は家賃を支払うことができても、年を取ると本当に厳しくなるだろう。特に中下層民には生涯家賃を払い続けるのは経済的に重荷だろう。退職後の収入は限られてるし、社会保障も十分ではないため、家賃の増加や住み替えは大きな問題だ。加えて、老後の貯蓄を切り崩すしかないこともあるだろう。そうなると、老後の生活資金にも影響が出る。定年後に新たに仕事を見つけるのも難しいし、経済的な不安は尽きないだろう。
2)設備とメンテナンスに伴うストレス
賃貸住宅を借りるには、礼金や敷金、不動産業者への手数料など様々な費用がかかる。そして入居時には自身の経済状況を大家に公開しなければならない。現在は、相続で20代の人が大家になっているケースも増えており、そのような人々から上から目線で値踏みされ評価にさらされることがあるのが中下層民。
出来るだけ金を出したくない大家。修繕修理の依頼をすると、お前の使い方が悪いから、掃除足りないんじゃねぇのとかありとあらゆるイチャモンをつけ修繕をしなくて済むよう、引き延ばしたりするケースが多いのが中下流の人の大家である。で、結局、大家自らが何とか手をつけて『まあ、見た目はギリギリ』みたいな見てるこっちが心配になっちゃうくらいのショッボい修繕をする。こんな経験、中下流層の人なら体験した人も多いのでは?(笑)
3)ペットの制約
ペットを飼うのも一苦労。秘密で飼っていたけど、引越しでバレないように声帯を除去する手術をした猫の話は、本当に可哀想だと思った。ペット禁止の物件が多く、飼うためには限られた選択肢しかない。ペットを飼うには追加の費用がかかることもある。
4)不安定な住環境と老後の住宅問題
賃貸では、住環境が不安定であり、いつ追い出されるかわからない不安がある。家賃が急に上がったり、建物の老朽化で引越しを余儀なくされることもある。さらには、契約解除を迫られるケースもある。
家賃をきちんと払っていて問題も起こしていないのに、気に食わないからと大家から契約解除を迫られた人を知っている。もちろん法律上、拒否することもできるのだが、陰に陽に法律に抵触しないよう嫌がらせをされ身の危険を感じるなどで引越しせざるを得なかったと聞いたときは、賃貸怖ぇーーー!って心底思ったよ。
老後になると、さらに賃貸を借りるのが難しくなる。中下層民が高齢で追い出されたら、ほとんど選択肢がなくなる。高齢者にとって使いにくい住宅環境になることも多い。階段が急だったり、バリアフリーでなかったりすると、日常生活が一層困難になる。さらに、公団住宅では、設備が古かったり、保守が行き届いていなかったりすることもある。高齢者にとっては、生活の質が大きく下がることになる。
それに、契約書には人が勝手に入れると書いてあることが多いから、特に女性や子供がいる家庭は不安だろう。プライバシーの侵害になるし、セキュリティ面での不安も大きい。トラブルを避けるためには、契約時に細かい部分まで確認し、必要なら法的なアドバイスを求めることが重要である。契約書を詳しく読み込んでいると借りれるところがほぼなくなるのも難点だろう(笑)
5)退去時のトラブルと対抗策
退去時の原状回復問題やトラブルも多い。退去時のトラブルは精神的なストレスにもなる。費用の問題だけでなく、次の住居を探しながらの引越し準備は本当に大変だ。大家や不動産屋に対抗するには、不動産の知識を身につけて戦うしかない。
6)資産家の認識
持ち家がバカだとか賃貸の方が良いって言う人もいるけど、それは彼らが大家側だからだと思う。まともな契約書を提供するところは珍しく、多くは自分たちの都合のいいように契約書を書いてる。消費者にとってもっとフェアな条件が必要だろう。借りる側も、契約書に書かれている内容を理解し、自分の権利を守るためには、法律についての基本的な知識も必要だと思う。
余談だが、今まで関わってきた人の印象から導き出されるのは、不動産業界というとどうしてもチャランポランでいい加減な人というイメージにしかならないのだが、そんな中、セキスイハイムのあの御方は、とても誠実で真摯な対応をする方で、不動産業界にあんな御方いるんだ!って未だに驚いている。
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