文字通り地獄を見た!


世界一の源泉数をもつ日本一の温泉街の別府。温泉湧出量としては別府は世界二位。だが、人間のような動物が入れる温泉としては別府の温泉湧出量は世界一! 日本すげー! そして、地球上の温泉の泉質11種類のうち10種類がこの別府温泉に含まれているという。大分の人曰く、大分は月一万くらいで温泉を家にひけるそうだ。うらやまっ☆

大分には、地獄めぐり というツワーがある。これ↓は、地獄めぐりに向かう途中に見える景色なのだが、守りたい景色ランキングの2位だか3位にランクインされている景色なんだそうな。

地獄めぐり


奈良時代初期編纂の豊後国風土記によると、鉄輪・亀川では1000年以上前から地獄が存在していたという。万葉集でもこの地獄は歌われ、伊予国風土記では、大国主命が鶴見山麓から湧く湯を使い少彦名命の病を癒した神話がある。771年創建の火男火売神社では、鶴見岳の2つの山頂を神として祀っている。

諸国念仏行脚をしていた一遍上人が、1276年、荒地獄に悩まされているこの鉄輪を見、大蔵経を一字一石に書写し地獄に埋め、荒地獄を静め今の温泉地の礎を築いたと言われている。



江戸時代には既に始まっていたという別府地獄めぐり。自然湧出の灼熱地獄7つの源泉吹出し口を巡る別府地獄めぐりは、当日でもOK♪ って事だったのでそのツワーにのってみた。7つの地獄の内4つの地獄は国の名勝に指定されている。


今から約1200年前の鶴見岳噴火の際に出来た海地獄。この海地獄からは一日150万リットルのお湯が湧き出ているという。25メートルプールの水量を約48万リットルとしたとしてもその3倍越えの噴出量だ。このうっとりするような優しく美しい水色は、温泉中のラジウム硫酸鉄が溶解し太陽光の波長の兼ね合いで作り出されるもの。温度は98度もあり、この海地獄の深さは200メートルを超えるという。

別府地獄ー海地獄

昭和3年にこの海地獄めぐりの為に日本で初めてバスガイド付き観光バスが油屋熊八氏により始められた。そして海地獄には赤い色の熱々源泉もある。もうこの海地獄ひとつ見ただけで何故、地獄めぐり とか言われるのかわかる。地獄ってこんな感じの熱湯につけられたりするんですかね?怖っ!

そしてこの海地獄は、別府地獄めぐりの中でも、白い煙の量が一番多いことでも有名。煙からは硫黄のにおいが漂っている。この煙を浴びると肌が綺麗になるとの事で、皆必死になって顔に煙をあおいでいる人だらけだった(笑)

別府地獄ー海地獄

海地獄にあるこの赤い湯は、実は血の池地獄とあまり変わらないので触れない様にしています! とガイドさんが言っていた。


お次は、奈良時代733年編纂の豊後国風土記にも登場する歴史の長い鬼石坊主地獄。灰色の熱泥が沸騰しボコッボコッと出現する様子からの名称。実物を見ると名前の由来がよ~わかる。鬼の寝床という謎の轟音のする岩石地帯もある。マジ怖ぇーーー。

別府地獄ー鬼石坊主地獄

そしてこの坊主地獄の渦は、何個出現するかはわからないのだそう。消えたり渦が出現したりするらしい。ボコッボコボコと瞬時に消えたり現れたりするのではなく、出来立ては渦が小さい。そして長い時は3ヵ月とかこの坊主頭みたいな渦がずっと現れているという。今あるところから渦が消えて、違う場所からまたボコボコと出てきたり出現時間や頻度など不規則不確定のもよう。不思議ですよね~。

そして、周囲をかこっている囲いの外の道の下は、今は歩けるように地面が固められているが、本当はそこ一体も坊主地獄だったとの事。



お次は、古来から氏神の竈門八幡宮の大祭のときにこの地獄の噴気で御供飯を炊いていた事からの名称の かまど地獄。かまど地獄は1丁目から6丁目まであり、かまど地獄の中では最低温度80度のかまど4丁目をはじめ100度のかまど地獄2丁目まで温度は80度から100度と様々。

かまど地獄1丁目は、地下岩盤が地熱により溶けだした粘っこい90度の熱泥地獄。この写真では湯気がみえないので涼し気に見えるけれど実は90度。

別府地獄ーかまど地獄


100度の蒸気が噴き出す地獄2丁目におわすこの↓かまどの鬼さんは、改心してかまど地獄の門番になった八幡竈門神社(別府市内竈)の鬼さん。悪い輩も改心すればこうして神様を守る一員として働かせてもらえるんですね。この噴出している蒸気にタバコ煙などを吹きかけると蒸気量が倍になる。

別府地獄ーかまど地獄


かまど地獄3丁目の美しいコバルトブルーの温泉は85度。周囲を縁取る白色物質は約70年かけてできたという非晶質のシリカ(温泉沈殿物)。その他にもかまど地獄には、池の色がある時突然変わってしまうという不思議なかまど地獄5丁目の95度の源泉や、95度の真っ赤な熱泥地獄のかまど地獄6丁目などがあり、恐ろしい限り。

別府地獄ーかまど地獄

そしてですね~、かまど地獄のこの↑地獄の湯は、めっちゃ薄い水色になったりして湯の色が自然に変わったりするんですとよ~。


これが99,1度の熱さの鬼山地獄。

別府地獄ー鬼山地獄


この鬼山地獄で、日本で初めて温泉水を利用したワニ飼育を大正時代に始めた。世界中のワニさんを集め飼育している。本当は別にワニ入れる必要なかったんですがね~、オーナーさんが「特徴がないと人が来ないから」 と、地獄だから危険な肉食動物って事でワニを飼い始めたとの事。ワニ入れなくても地獄の湯の池だけで十分特徴あるとド素人の我は思うが(笑) ワニさんは恐竜さんに一番近い動物だと言われていますが、やはり怖いな。

別府地獄ー鬼山地獄

とは言え、ワニさんは夜行性なのでほとんどのワニさんが可愛く眠っていましたね~。が、聞くところによると、ここのワニさんたち、夜にワニ同士喧嘩して、朝見ると、血まみれになっているワニさんも見られるんだそう。怖ぇ~!! 

で、本当はワニさんに餌をあげるシーンが見られたみたいなのですが、コロたんで中止になっていた。



温かそうで思わず入りたくなってしまうこの白池地獄は95度。凄いなって思うのがもともとここは田園地帯だったそうなのですが、創業者が掘り当てたとの事。噴出してくるときは無色透明のお湯なのだが、下に苔がびっしり生えているので湯の色が緑色に見えるのだという。下にびっしり生えている苔ってのはこういうの↓

地獄めぐり


白池地獄では、温泉熱を利用した熱帯魚館があった。熱帯魚館というか水族館というか、水槽館というかw 建物の中に水槽がズラッと並んでいた。そこでは、人間すら食い殺してしまう獰猛なお魚さんが飼われていてまさに地獄の名にぴったり。

別府地獄ー白池地獄

そして、白池地獄のエリアの小さな池に、ブタガメじゃなかったスッポンモドキという鼻が豚の鼻の亀さんがいて、飼育員さんが餌をあげていた。豚の鼻の形の鼻を持つ亀っていうと遺伝子改良でつくりだされたのかなって思ってしまったが、白亜紀から存在している生物の大先輩なんですな~。



泉温78度の血の池地獄。豊後国風土記でも語られ1300年以上前から存在する日本最古の天然地獄。酸化マグネシウム等を含んだ赤い血のような真っ赤な熱泥のこの池は1300平方メートル、深さ30メートル以上もあるという。ここでは血の池地獄鉱泥,イオウ,モクタール,黄色ワセリンを使ったステロイド非使用の皮膚病等に効く”血の池軟膏”が販売されている。

血の池地獄は、実は近くで見るとお湯は透明。下に赤い砂鉄だかがあって離れてみるとこのような血の色に見える。

別府地獄ー血の池地獄


一昔前、女性は月経があるため血の池地獄(血盆池地獄) に堕ちると言われていた。それだけでなく、生前子どもを産むことが出来なかった女性や産まなかった女性は不産女(石女)地獄に堕ちるとされていた。この鬼地獄は、ちょうど血の池地獄という。まるでドロドロの血の熱湯池のようだ。こんな池に女性は死後堕ちると言われていたのだろう。

血の池地獄では、赤い色の源泉を利用した足湯に浸かることができるが、女性が浸かる姿はまさに血の池地獄を見ているようでブラックユーモアにも程があるとウケる光景だ。



最後が噴気105度の龍巻地獄。30分から40分間隔で10分程度噴出し続けるという別府市天然記念物の間欠泉。一日に600キロリットルの150度の源泉を噴出する。50メートルほどの高さまで噴出する豪快なものだが安全性を考慮し屋根を設けている。

別府地獄ー龍巻地獄

本当はもっと天井を高くできたのだが、工事途中でも150度の源泉が噴き上がってくるから危険で断念しこの高さの天井となったという。まぁもともとの自然の時は、こんな天井なんてないですけれどね~。


別府地獄ー龍巻地獄

様々な灼熱天然地獄を見、まさに地獄という名称がぴったりだと思った。死後、地獄に堕ちない様に清く正しく美しく凛!と生き直そうと思った。生前に天然の地獄をみておくことはとても大切。

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