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嘗ては私も坂本龍馬ファンでしたが、いつしか坂本龍馬は外国からお金をもらって操られていた単なる外国の手先だと自然と見聞きしていつの間にか知っていた。
この本【新説・明治維新】は、30分も有れば読み終わるし軽~いタッチで書かれているので気軽に読める本だ。

明治維新成功後に御用学者が、明治維新を成し遂げた風雲児たちを 国を救って新時代を切り開いたヒーローとしてまつりあげ美談ストーリーを作ったんですよねぇ。まぁいつの時代も前の政府の事やその時代を悪し様に語り後世に残すなんてのは当たり前だとは思っていますが、しかし、
中国でアヘン戦争を仕掛けたジャーディン・マセソン商会の長崎支店長トーマス・グラバー邸に大きな隠し部屋が1987年に見つかり、薩摩、長州、土佐の脱藩浪士やらはここに匿われていたんですねぇ。勝海舟も何気に素敵なイメージに仕立て上げられ語られていたと思うのだが、これ読むと何だかクズに思えるんだけども。
この著者西鋭夫氏は、CIAのスパイにならね? っと、かなりの高待遇で勧誘されていたんですね。勧誘者の言によると
”東京は世界中からスパイが集まるところだ。事実、日本はスパイだらけ。”
ですって。まぁ日本はスパイ天国♪ な~んてのはよく知られた事ではありますが、実際にスパイにならないかと勧誘している人が言っているのを読むと、おっー! って思いますね。
”スパイ活動をしない国が賢くない、と思うよ。”
だそうで、私もそう思いますわ。国会議員にもスパイはいるし、産業スパイもいるんですねぇ。
”アメリカの産業スパイが日本で捕まらないのは、内部の日本人が機密を盗んで持ち出しているからだ。”
だそう。人間の欲望を利用して相手が欲しい物を与えてスパイにするんですねぇ。
個人的には、日本の未来を思うと絶望的なような気もしないでもないのだが、この本【新説・明治維新】は、日本の未来に希望を持てるような、日本の国家再建を強靭な国を造ろうとする意志がわかる読み物になっていて読後感は良い。ただ、この一文だけは、はぁなるほど、確かにだね~、っと妙に感心した。
”非常な大英帝国から指導を受けた薩長土佐は、圧勝した後も、同胞日本人を津々浦々まで追いかけ殺した。 (略)徳川に忠誠を尽くしつつ上野で抗戦した彰義隊は、米国製の連発ライフルや英国製アームストロング砲に槍と刀で切り込んで行く古風な男たちの生き様を歴史に刻んだ。欧米かぶれの官軍は、死体を葬ることを許さず、上野の丘に放置させた。
彰義隊は 賊軍 なので靖国神社には奉られない。
京都の細い暗い路地で薩長土佐と斬り合った会津若松は、鶴ヶ城を責められ籠城に追い込まれ、食べ物がなくなっても孤軍奮闘を続ける。(略)勝利に酔い狂った官軍は、会津の山野に重なるように倒れていた死体を葬ることを許さない。風雨に晒された遺体は朽ちてゆく。”
その後、官軍は函館にまで行って、皆殺しにしているんですよねぇ。それで、
”官軍の勝利に大きく貢献した英国は、東京の一等地をもらった。英国大使館は皇居を見下ろせる高台に建造されている。(略)明治維新政府と交易と金融を手に入れ、すべての指南役となる。(略)
1872(明治5)年10月14日、鉄道が欧米列強の艦隊が出入りする横浜駅(現・桜木町)から新橋駅に設置された。(略)反乱を起こすかもしれない非常時に備えて、横浜から丸の内へ兵士と武器弾薬を早く運搬し、日本の要である皇居を抑えるための戦略的な鉄道設置”
まぁこういうのを読むと、坂本龍馬が暗殺されたとかも尤もな事だ、と納得してしまうし、異常とも思える廃仏毀釈などもあーそーねーと納得してしまう。
まっ、日本はいいように操られ食い物にされ玩具にされているんですわなぁ、昔から。日本国内には日本人なのに各国のスパイとなっている人が大勢いるのに、日本のために働く工作員は海外に出て行って活躍しているのかな? してないんだろうなぁ。米国バイデン大統領が、アメリカ国の左派だっただけでやっぱりアメリカを大切にする米国大統領だったんだなと感心して眺めているけれど、日本はガチで国潰しかねないような事を平気でする国会議員がいるというのも笑っちゃうくらい絶望的に思える。嘗ての悪夢の民主党政権のように。。。
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