木彫りキーホルダー


この勝手神社、金峯山の入り口にあるので山口神社ともいわれているそうな。鳥居をくぐると単なる空き地が広がっていた。焼失し再建されたものの また焼失と繰り返しているもようで最後の火事は2001年だったみたい。こんな山の上では火事になって消防車が来るのにも時間がかかり過ぎるだろうし全焼して当然だとも思う。

金峯山

672年に大友皇子に対抗し吉野に兵を挙げた大海人皇子(天武天皇)がこの神前で琴を奏でていたら天女が袖を翻して舞いながら後ろの山から現れたとか言われている。それが縁で、芸の神様とされ嘗ては猿楽や能が盛んに奉納されたそうだ。

時は下って1158年、源義経と別れた静御前は義経がつけてくれた従者に金銀を奪われ山中をさまよっていたら追手に捕まった。あからさまには語られていないが、義経に見初められるほどの女性が金銀を奪われただけで済んだのかなぁ?こんな吉野の山奥まで連れてきちゃってこうなることも予想できなかったのかなぁ?って、言っちゃあ悪いがやはりそのあたりがなんていうかやっぱり義経なんだよなぁ。追手に捕縛された静御前は奥深い山中で一人さまようより追手に捕まってホッとしたような気もする。荒ぶる武将たちに請われ、勝手神社で舞を舞ったそうな。義経関連の話はどこかいつも痛々しい。



役小角の小さな木彫りのキーホルダーが欲しかったのだがそんなのどこにも売っていなかった。桜をモチーフにした可愛かったり素敵だったりするキーホルダーやらは選り取り見取りあったのだが役行者はあまり人気がないみたいだ。唯一見つけたのが8万円ほどする卓上に置く比較的大きい木彫りの役行者像。こうなったら自分で木彫りをするしかなさそうだった。役行者は怖い顔をしているとの事で像マニアにもあまり人気がないそうだ。私には大人気なのだがのぅ。。。

で、吉野と言えば桜って事で、桜ソフトクリームの御店がそこかしこにあったが、桜餅ソフトクリームは売ってませんよ、ここくらい。これは自家製との事で300円で買った。う~ん、ピンク色で可愛いのだが気持ち普通のソフトクリームよりもっちりしている気もするがよ~わからん。味はほのかに桜の香りがするような。

金峯山


陀羅尼助だけを扱っている重厚な店構えの専門店藤井利三郎薬房が配っていたパンフレットの中に試供薬がついていた。ラッキー♪ 今から約1300年前に役小角がここ大峯山で自生するキハダの樹皮を煮込んだエキスが胃腸病はじめ内臓、外傷にも薬効があるのを発見し名薬となって健胃整腸薬として賑わっている。役行者は、7世紀末に疫病が流行した時、大和国葛城で大釜にてキハダを煎じ病に苦しむ多くの人を救済したと伝えられている。

山伏・修験者と言えば西洋の魔女みたいな感じで、山野に自生する薬草などを煎じ 薬の調合などに長けていたのもあったでしょうし、更に不思議な力を持つ役小角は手をかざしたり祈祷をしたり等々でも多くの人々の病や痛みをとり払っている。まるでキリストのおこしたという奇跡みたいだなぁ。

藤井利三郎薬房では、役行者の製法秘法を拝承した自家製の陀羅尼助を販売していて化学薬品、防腐剤も一切使っていず自然の生薬のみで作られているので安心して飲むことが出来ますね。

金峯山


この一帯には蛙の置物などもそこかしこの御店で売られている。そもそも金峯山蔵王堂では 蛙飛び行事 なんてのもあるんですねぇ。嘗て、蔵王権現の悪口や山伏をバカにした人が大鷲にさらわれ断崖絶壁に置き去りにされてしまい反省して神仏に懺悔したところ山伏の法力で蛙の姿になり救い出され、蔵王権現堂で高僧による読経功徳により人間の姿に戻ることが出来た、という伝説があるらしい。”すべて国産”の文字がなんか面白い、けど大事なポイントですよね。

金峯山

こういうバカにしたら酷い目にあうかんな! 的な脅しともとれる蛙伝説などははっきり言ってはぁ???って失笑してしまうのだが、また、役行者やその関係者の詳細を突き合せたりするとどう考えてもその役小角不思議伝説は辻褄があわないよね?っていう明らかに後世の人による作り話で修験道の権威付けに利用してんなって思える個所もある。役小角ご本人はなんらあずかり知らぬところで後世の人に利用されているだけで失笑しているような気もしている。やべぇ~蛙になっちゃったらどーしよーーーーー!!

しかし、欲しくてたまらなかった役小角の小さな木彫りキーホルダーはどこにも売っていず非常に残念だった。結局、本当に欲しい物って自分で作らないと無いものなんですよね~。


あと気になったのが、桜ラムネはそこかしこで売られていたが、桜コーラはこれまた一店舗でしか売られていなかった。それがこれ。

金峯山


う~ん、なんとな~く桜の香りがしたような。裏を見たら製造場所が静岡県だったので急に白けた。ドヤ顔で撮ったこの↑上の写真、なかなか素敵に撮れたと思うのだがショボい写真で十分だったような気にもなった。

金峯山

あっ、そうそう、一攫千金を狙う方は乾坤通宝を探すといいかも。後醍醐天皇が1334年に造った新貨幣である乾坤通宝は鋳造されていたことは確認されているものの一枚も見つかっておらん。乾坤通宝一枚でなんと時価1億円になるそう。この吉水院に後醍醐天皇が運び込まれたとも言われているので要チェックですな。私も最低でも10枚くらいは見つけて手にしたいものですわ。

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