危険?
マーガリンやショートニングやファットスプレッドやサラダ油etcに含まれるトランス脂肪酸。マーガリンなどの固形型に加工するために常温では液体の植物油に水素を添加する時に発生するのがトランス脂肪酸。これらの植物油に水素を添加した人口油は、非常に腐敗しずらく、熱に強く、分解されにくいという特徴を持つ。
その他の特徴としては、トランス脂肪酸は虚血性心疾患(心不全、心筋梗塞,動脈硬化、不整脈など)の危険性を高めたり、アルツハイマー病などの認知症などの原因になる他、糖尿病,肥満、癌、不妊、アレルギー等を引き起こすと世界中の多くの研究機関が発表している。
アメリカでは、トランス脂肪酸の警告が叫ばれ、マーガリン等は”食べるプラスチック”と呼ばれ警戒されていると知り、20年前頃に私はマーガリン派からバター派に転向した。
WHOは、2023年までに世界中の全ての食べ物から工業的に生成された人口のトランス脂肪酸を取り除くことを目標にしているし、アメリカのニューヨーク州やカリフォルニア州ではトランス脂肪酸の食品使用を禁止したうえ、飲食店の揚げ物や調理での使用も禁止している。
カナダや台湾でもトランス脂肪酸の食品使用を禁止。タイでは、トランス脂肪酸の食品使用を禁止した上に、マーガリンやショートニング、そしてそれらを使った食品の製造と販売と輸入をも禁止している。
EUやシンガポールではトランス脂肪酸濃度の上限値設定をし表示義務を課し、韓国や中国でもトランス脂肪酸濃度表示義務が課されている。
数か月前、子どもから 「友達の家、皆マーガリン使っているからマーガリンでパン食べてみたい」と言われたのでスーパーで買ってきた。御店を見るとバターよりもマーガリンの種類の多さに驚く。
熱々にこんがり焼いたパンにマーガリンをぬり食べた子どもは、「マーガリン、不味い! 責任取って全部使うけど不味い! マーガリンはもう要らない」 と騒いでいた。私も懐かしいマーガリンの味を楽しもうと食べてみたのだが、バター慣れしてしまった味覚には不味くて不味くて食べれたもんではなかった。なので買ってきたばかりのマーガリンを一箱捨てた。こんな不味いの二度と買わねーわ、って思った。
最近、日本のマーガリン会社が密かに頑張っている事を知った。
ミヨシ油脂によると、100gのバターには1,9gのトランス脂肪酸が含まれているが、同量のマーガリンには0,99gしか含まれていないとの事。”天然食品のバターと比べても、含まれるトランス脂肪酸の量は約半分” との事。そして、”引き続き、トランス脂肪酸の低減に取り組んでいきます。”との事。

雪印メグミルクでは、トランス脂肪酸を含む部分水素添加油脂を不使用に改良し、ネオソフトのトランス脂肪酸含有率は10gあたり0,08g。ネオソフト コクのあるバター風味のトランス脂肪酸含有率は10gあたり0,1g。えっーと100gのバターには1,9gのトランス脂肪酸に対し、ネオソフトのトランス脂肪酸は0,8グラムでコクのあるバター風味では1,0gでいずれにしろバターよりも低い。

小岩井マーガリンもトランス脂肪酸が従来品比50%減

明治もトランス脂肪酸を含む部分水素添加油脂を不使用に。

マーガリン製造会社の不断の努力により、バターよりもマーガリンの方がトランス脂肪酸が少なくなっていた。
でも私は、バターが好きだから今後もバターを使う。時々、料理に使うくらいだしね。お菓子だってふとらないシフォンケーキこんな感じでオイルフリーで作れちゃうしね~。砂糖はドバドバだけど。(゚0゚;ハッ

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