何か違う
りんご泥棒の事から思い出した故人(Aさん)がいる。
Aさんの存在を知ったのは、彼女のお孫さんである知人が私にAさん語りをしたのが始まりだった。
「家の婆さん、泥棒したんだよ。子どもの時、一緒に散歩してたら畑になっていた白菜を勝手に盗んで持って帰ろうとしたんだよ。その時に畑の所有者がちょうど来て、『何しとんじゃい!』 と怒鳴られたんだけど、家の婆さん、
『あんたかい! この白菜作ったの! 凄いわー!! こんな立派に作られた白菜そりゃもう感心して思わず触って持ってっちゃうわ。当たり前だろー。こんな白菜作れるなんて凄いなあんた! こんないい白菜は誰も作らんねぇ、こりゃ本当凄い白菜だわー』 って言ったら、畑の所有者が 『だべー、分かるかい!?』 と延々と白菜づくりの自慢や苦労を語り、結局 『もっと持ってけやぁ』 と言われ10個ほど白菜をもいでくれ、持ちきれないからと軽トラで家まで送ってもらったんだよ」
この話を聞いた時、凄い御婆様だ!と私はただただ感心してしまった。
後に家に遊びに行った時に、Aさんとも御対面できたが、さすが人たらし! 盗人に喜んで貢ぎ鄭重に扱う人が続出する人なだけあって、私も不思議な彼女の魅力、雰囲気にすっかり丸め込まれ即大好きになった。
上記のような事をそこかしこで行っていたようで彼女に傅くその食材ルートは半端なく広く特殊で、料理上手な彼女の元には普通のルートではなかなか手に入らない食材が、一声で自宅に貢がれるという凄技を生涯やってのけていた人物だった。
人をのせ操るのが上手い彼女は旦那を手のひらで転がすのなんて朝飯前で、それが証拠に立派な旦那さんに生涯愛された幸せな女性で、子どもや孫にも囲まれ賑やかな中で大事にされ過ごし、理想とされるピンピンコロリで颯爽と風のように突然に他界したと聞く。
ご存命だとすると御年80代後半、戦中戦後の渾沌とした混乱期を生き抜いたからか知らんが処世術が上手い。皆が喜んでリピートして貢ぎ続けてくるというのはなかなか出来ないことと思う。故人に合掌。
そういう観点からみますとね
【独自】北朝鮮漁船「大和堆」で違法に漁 漁具も盗む
このニュース読みますと、これは完璧ザコですな。 ニュース記事はこちら
>「ここは日本の海だぞ、帰れ、はよ」との呼びかけは聞こえているのか、
>確認できるだけでも14人、警告をしても、中には寝転んでいる者も。
これじゃぁ単なる図々しいだけ。泥棒の風上にも置けない!
>竹村漁労長「腹立たしいですよ、泥棒ですし。しゃべってもわからないし、
>反対に怒るし、近づいていくと石投げてきたやつもいる」
あーもう、こんな嫌がられてザコ泥棒ですな。怒ったり石投げるなんて論外。こちらから「あと10億円分くらいもらっていただきたいのですが今後も仲良くしてください♪」 と頭下げてお願いされるくらいじゃないとダメ!!
恥ずかしくないのかっ!! 修行して出直してこいっ!!
あの人たらしの婆さんとは格が違い過ぎるわっ! けっ!!
何か違うような気もするが・・・・何か違う気がする(; ̄ー ̄A

